今日見かけた救急車、あれはホンモノですか?(仮)

ハッとしたことを何事も無かったかのように伝えるブログ

変人、家を買う。その4

散歩がてら
約束の時間にモデルハウスへ。

僕と嫁は徒歩、
娘はコマ付き自転車に乗り
なんだかんだ言いながら
テクテクと向かう。

到着まで30m。
受付センター前に女性が二人見える。

お待ちしておりましたと
丁寧に頭を下げ、
手厚い出迎えを受ける。

こういうのは、とても大事だ。
行き届いているなあと感心した。

早速、6人掛けのテーブルに案内され、
奥から、僕、娘、嫁の順番で座った。

飲み物のメニュー表が置かれている。

ふと目を上げると
おしぼりを持った女性スタッフが
テーブルの横に。

何になさいますか?

メニューには
コーヒー(ICE・HOT)
紅茶 (ICE・HOT)
お茶 (ICE・HOT)

オレンジ
アップル
カルピス

と書かれている。

僕と嫁はアイスコーヒー、
娘はモジモジしている。

なかなか言わない。
いつも初対面では
こんなリアクションをとる。

チラリと女性スタッフを見る。
どんな反応をしているだろうか。

にこやかに笑っていて、
それぞれのジュースの魅力を語ってくれた。

好感。

感心させられた。


サービスとは
ディテールに尽きる。

表面的なサービスは
行き届かなさが露呈されたとき
逆効果になる。

些細なことかもしれない。
でもユーザーは気付くのだ。


数年前に出会った某生命保険の営業マン。
とても優秀らしく、社内でも評価されていたそうだ。

彼と何気ない会話をしているとき
「月にたった1000円くらい」と言った。

たった1000円。
確かに。

うちの嫁は商売人の娘。
1000円を稼ぐことがどれだけ大変か、
よく知っている。

その一言で、これまでの言葉が
すべて裏返ってしまった。

「この人は、うちの家族を自分のことのように
考えていない」と。

それから疎遠になった。


ここでのコミュニケーションは、
わずか数分だが
良い会社だなと思った。

まずは、第一関門を突破した。