今日見かけた救急車、あれはホンモノですか?(仮)

ハッとしたことを何事も無かったかのように伝えるブログ

悩み相談

朝、ちょっと遅めの京阪電車

端の席に座り、
いろいろ考え事をする。

香里園で二人の女子高生が
乗ってきた。

その初々しさから
まだ高校生になったばかりか。

あかんあかん。
考え事してるのに。
会話を盗み聞くのは
大人としていかがなものか。

「ちょっと聞いてや」

その一言を聞いてしまっては、あかん。
思考が女子高生に奪われた。


【登場人物】
水色のカチューシャ女子・・・通称 カチュー
タータンチェック柄のナップサック女子・・・
通称 タータン


内容は、カチューのお母さんの
忘れ癖の話だった。

カチューのお母さんは
よく忘れ物をするらしく、
例えば、先月の伊勢の旅行で
持ってきた自分のボストンバッグを
旅館に忘れたり、
カレーの具が入って無かったり、
買い物に行って車を置いて帰ったりと、
忘れものが酷いらしい。

先日もクズハモールに行った際、
お母さんが買った商品が
いつの間にか見当たらなくなり、
家族みんなで捜索。
3時間ほど探した結果、
買った店の試着室の棚にあったらしい。

極めつけは、カチューと妹の
3人で行ったパンケーキ店の帰り道。

お母さんが運転する車が
ガードレールと接触、
自損事故を起こしてしまった。

警察を呼んで事故検分してもらった後、
あ!っと言うので、どうしたん?と聞くと
コンタクトをつけ忘れていたとのこと。


そんなんどうしたらええ?
と困った様子でカチューが言った。

タータンは、そうやなーと言いながら
アドバイス

その助言がなかなかだった。


(タータン)
でも、誰も死んでないからええやんかー。
生きてるだけで幸せやと
思わなあかんで。

(カチュー)
うん、そうやねんけどな。
でもふつう、車忘れて帰る?
荷物両手にいっぱい持って
歩いて帰ってきてんで?

(タータン)
でも、生きてるやん。
車なんていつでも取りに行ったらええやん。
生きてたら、何回でも取りに行けるねんで。

(カチュー)
死ぬとか生きるとか
それ、重くない?

(タータン)
生きてるから
なんでもできるってことを
言いたいねん。

(カチュー)
そっかー。



おい、タータンよ。
闇が深すぎやしないか。